いつの事であったであろうか。青年会議所時代に地域主権を叫び、市町村合併の機運に流された中で5市1町の合併を叫んでいた。
市町村合併の先に政令指定都市を目指すことを考えていたが、今考えると空虚な考えの中で進み、青年会議所の合併話も頓挫した事を思い出した。
やはり、政令指定都市や中核市ありきでなく、地域の目指すべき方向や市民生活の向上を考え、中核市の方が現在より市民の為になる事を明確にし、何をしたいのかを明確にすべきであろう。
地域主権確立に向けて、中核市への移行に反対はしないし、道州制への移行も視野に入れてこの国は進むべきだとも考える。
しかし、中核市へ移行する事でのメリットばかり強調されているのではないだろうか。中核市に移行することで様々な権利が国や県から移譲をされてくるが、当然ながら義務も発生する訳である。
この町に地域自治がはたして根付いているであろうか。
自治会からの陳情と言えば、行政への要望ばかりでないであろうか。
地域自治とは『地域の事は自ら治める』といった所を我々は再認識をしなければならない。